ファーストデイだったので、なんかめちゃめちゃタイトルを目にするし観とくかと思って観ました!
お、面白かった…!!
マジで。RRRと張る。
どっちもタフネス!!な映画ですが、RRRは選ばれし特別な者の義務っていう感じのノブレスオブリージュの文脈が感じられるのに対して、トワイライト・ウォリアーズは雑草根性というか、その場所で生活する一構成要素として我武者羅に足掻くという視点の違いを感じました。
どっちもそれぞれの良さがあると思います。RRRの荘厳な挿入歌で雄々しく「見よあの男の姿を」みたいな壮大さで盛り上げる派手さは、伝説の人間の叙事詩みたいなスケールだからこそ出来る盛り上げ方だし。
しかしトワイライト・ウォリアーズの、ただ一人で安心して生きていたいだけ、しかしそれすらも困難で頼れる人も居ない中で、孤独でも必死に足掻いて人間らしく生きようとする主人公の苦労の身近さに私はすっかり食らってしまいました。
前半も頑張れ…頑張れ…と思って観てたし、ホームを手に入れてからは良かったねぇ…良かったねぇ…と思って観てた。マジいい映画…。
そして終わってみて一番好きなのは王九です。こいつ何なの?

というわけで以下ネタバレ感想です。
・のっけから派手な大立ち回りをする主人公のフィジカルの強さに「オッ君才能あるねぇ!」と思ってたら、その強さにちゃんと所以があったのがよかった
・でも基本的に登場人物全員の戦闘能力が高い。強い子分を従えて出資したり賄ったりしてる兄貴達が普通に子分達より強いのですが!?
だから従えられるんだと言えばそりゃそうなんですけど。特に大兄貴とかその感じで普通にめっちゃ強いんかい!ってなった。
そしたらパンフ見たら演じてる俳優さんサモハンキンポー!? お名前は無知な私でもかねがね耳にしております! そりゃ強キャラでも納得ですわ。
ハリウッド映画によく出てくる、強い部下を金で従えて威張りくさって後々あっさり見限られて情けなく殺される弱いデブの資本家は皆トワイライト・ウォリアーズのボスを見習って欲しいですね。戦闘力は基本!!
・前半、とにかく何も持ってない…お金稼ぎたい…警察に捕まらない身分がほしい…落ち着いて暮らしたい…生きたい…という主人公ロッグワンの切々とした窮状がビシビシ伝わってきます。持っているのは頑丈な肉体だけ…!
そんな野良犬のような孤独なロッグワンが、安心できる場所と働き場を与えられて、初めてぐっすり寝られる場所を得て、言葉少なに「十分だ」って答えるシーン…! 笑顔を少しずつ覚えていく様子…! 一生懸命働く様子をちゃんと見ている龍兄貴…!
そしてあんなに飯も切り詰めてお金を貯めてたロッグワンが、初めて出来た仲間との麻雀での負け金を気前よく、吐き出すように支払うシーンでもう「良かったねぇ…!」度が最高潮を迎えました。
その前の幼子の敵討ちのために駄菓子買うシーンもそうですね。自分を守るよすがとして貯めていた、それ自体が価値だったお金を、何か別の価値のために使えるようになった。やっと人間らしい、健康で文化的な最低限度の生活が出来るようになったんだなって…。
・龍兄貴シブすぎる。ロッグワンの正体が分かってから、どっちにも肩入れ出来ず動けない難しい立場に置かれた中で、「とりあえず手出しせず当人同士に戦わせる」選択をしたのがとても好き。煙草吸いながら目の前の死闘の成り行きを静かに見てるところが。だってもうそれしかないもんね…。一旦は自分で、己の強さでもって何とかするしかないんだなと。
・虎兄貴が登場時間はそんなに無いのにかっこよすぎ。ずるい。器がでかい。
秋兄貴と違って家族とかに累が及んでないからこその余裕かもしれませんが…。唯一龍兄貴直系じゃなくて虎兄貴の子分だった十二少とのやり取りが光る。
龍兄貴と虎兄貴、どっちについて行きたいか迷う~~(大兄貴も結構好きだけど王九がいればいいでしょあのグループは)
・王九の想像を超えてくる強さにマジ? こんなん天下取れるじゃん? 何故手下に甘んじているの? 強さは自分の方が上だけど大兄貴のような智謀は無いから? と思って、実際下剋上を勧めてきた部下に「二度と言うな」とか言うから、あっやっぱそのポジションを望んでるんだと思ったらいややっぱ殺るんか~~~い
・アレですね、規格外に強すぎて「やろうと思えば出来てしまう」ことがありすぎるため、逆に選択にいつも迷っているのかもしれません彼は。
・でも大兄貴は王九の気功を破ってダメージ通せる説があるらしく、だからこそ王九も従えてたとしたらサモハンキンポーつえ~
・四人が出会ったきっかけの薬中DV野郎を伸した時と同じコマンドを王九に使ったので、胸熱!これで倒すんですか!?と思ったら普通に倒せなくてワロタ。いや確かにあの不死身さでこのコマンドで倒せたら拍子抜けっちゃ拍子抜けなんだけど。
・トワイライト・ウォリアーズっていう邦題は、物寂しくも爽快感のあるラストシーンの印象と、歴史上この数年後には取り壊される九龍城の運命を日没前の黄昏になぞらえているワケですね。ワイは悪くない邦題やと思うで…。
・パンフ買ったらパンフ表紙と同じデザインのクリアファイルついてきた。黒字にタイトルのみ! 渋カッコイ~! やっぱ漢字ってかっこいいわ。機動戦艦ナデシコみたいに日本もどんどんUIとかに漢字表記を使うべき。
・パンフに叉焼のレシピ載ってる。作りたい
・そういえば映画始まる前の提供が多すぎてビビりました。日本の映画だと東映だの松竹だのカラーだのクロックワークスだのせいぜい3つくらいかなって感じの提供が矢継ぎ早に7つ8つも。資本の力を感じます。
・エンドロールの企業ロゴでバイドゥとかビリビリとかインターネットで見たことあるロゴがいっぱい並んでてテンション上がった
・やっぱり男のかっこよさは頑丈さ!!!!
以上です。めちゃくちゃ元気と活力をもらえる映画でした。観てよかった。
一生懸命生きよう!(総括)

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